株の夜間取引の仕組み: PTSとは? | PTS取引のできる口座を比較

更新日 2019年10月2日

PTS とは?

このページの概要

「PTS (夜間取引) とは」のイメージ画像

詳しく解説

PTSは『株の夜間取引ができるサービス』と理解されていますが, 正確にはPTSとは「Proprietary Trading System」の略称で『 取引所を通さない株の取引システム(私設取引システム) 』のことです。

とは言え 証券取引所が開いている場合は普通に取引を行うため, 夜間取引を行うための仕組みと言う理解で問題ないですが, 使い方によっては取引を有利に行うことができます。

このページでPTSについて理解を深めましょう!

PTS取引と取引所取引の違い

通常の株取引(取引所取引)では, 証券会社が売買の仲介を行い「取引所の取引システム」を介して売買します。PTSはそれが「PTS (運営会社) の取引システム」に変わっただけです。

【 取引所取引の例 】 PTS取引と取引所取引の違い:取引所取引の例
【 PTS取引の例 】 PTS取引と取引所取引 の違い:PTS取引の例

個人投資家は証券会社に対して発注を行うため, その後の仕組みが変わっても特段違いは感じられません。 また取引所取引でもPTS取引でも「 証券口座は同じ口座を利用する 」ため, 取引所取引とあまり違いを感じることなくPTS取引が可能です。

PTSの株取引が可能な時間

一番大きな違いが 株の取引時間の違いです。

私含めて会社員・サラリーマンにとっては 夜間取引ができると言うのは非常にありがたいサービスですが, 加えて9時前に取引が可能だと言うのもメリットでは無いでしょうか。

また お昼休み中(前場と後場の間)や引け後も16時まで株式売買ができますので, 先物などが主体となった急騰・急落にも対応が可能です。

FXなどと比較して取引時間の短さは株取引を初められないネックの一つですが, PTSを利用することでその問題は解決できますね。

PTS取引が可能なネット証券は?

2019年9月時点で『 PTS取引が可能なネット証券は SBI証券 / 楽天証券 / 松井証券 の3社 』です。
マネックス証券ではPTS取引は行っていますが、夜間の取引は行っておらず東証の立会時間内の取引になっています。

また、日本で運営されているPTSは「ジャパンネクストPTS」と「チャイエックスPTS」があります。

PTS取引の手数料体系は?

PTS取引の手数料は各証券会社により異なっていますが、通常取引より高くなるという事はありません。

SBI証券のPTS取引手数料

SBI証券 のPTSでの取引手数料は、通常の取引所取引より5%安く設定されています

現物取引_PTS取引と取引所取引の手数料比較

現物手数料比較
1注文の約定代金 PTS取引手数料 取引所取引
1注文制(スタンダードプラン)
~5万円 51円 55円
~10万円 94円 99円
~20万円 110円 115円
~50万円 261円 275円
~100万円 508円 535円
~150万円 608円 640円
~3,000万円 963円 1,013円
3,000万円~ 1,016円 1,070円

信用取引_PTS取引と取引所取引の手数料比較

また、SBI証券では、信用取引が可能になりました。ただし、取引時間は9:00~11:30、12:30~15:00となっています。

信用取引手数料比較
1注文の約定代金 PTS取引手数料 取引所取引
1注文制(スタンダードプラン)
~10万円 94円 99円
~20万円 140円 148円
~50万円 188円 198円
50万円~ 366円 385円

楽天証券のPTS取引手数料

楽天証券 のPTS取引手数料は、通常の取引所取引と同じ手数料となっています。選択している国内株式の手数料コース(超割コース・いちにち定額コース)が適用されます。

現物取引手数料
約定代金 1注文制
(超割コース)
1日定額制
(いちにち定額コース)
~5万円 55円 0円
~10万円 99円
~20万円 115円 210円
~30万円 275円 314円
~50万円 471円
~100万円 535円 943円
~150万円 640円 2,200円
~200万円 1,013円
~300万円 3,300円
~3,000万円 300万円以降は、
100万円増えるごとに1,100円追加
3,000万円~ 1,070円

松井証券のPTS取引手数料

松井証券のPTS取引は、PTS取引と取引所取引の1日の約定代金合計により手数料が決定する「ボックスレート」が適用されます。
※参考:松井証券の「ボックスレート」

現物取引手数料
1日の約定代金
合計金額
PTS取引手数料
~ 10万円 0円
10万円 ~ 30万円以下 330円
30万円 ~ 50万円以下 550円
50万円 ~ 100万円以下 1,100円
100万円 ~ 200万円以下 2,200円
100万円 ~ 1億円以下 100万円単位で1,100円加算
1億円~ 110,000円(上限)

PTS取引ができるネット証券を比較

COMPARISON

比較のポイント

SBI証券楽天証券松井証券とも共通してジャパンネクストPTS(取引時間8:20~16:00/17:00~23:59)が利用でき、楽天証券のみチャイエックスPTSで唯一朝8:00から取引ができます。少しでも早く取引がしたい、という方には楽天証券のチャイエックスPTSは大きなメリットになるかと思います。

証券会社名 PTS取引手数料 PTS取引先
10万 30万 50万 100万 ジャパンネクストPTS チャイエックスPTS

SBI証券

51円 261円 261円 508円 8:20~16:00
17:00~23:59

楽天証券

99円 275円 275円 535円 8:20~16:00
17:00~23:59
8:00~16:00

松井証券

0円 330円 550円 1,100円 8:20~16:00
17:00~23:59

※調査方法:公式サイトから各調査データを取得

※売買手数料は現物10万円,50万円の銘柄購入時の最安値を掲載

※全て税込

初心者でもすぐわかる!「PTS取引」に関するQ&A

PTS取引とはなんですか?

PTS取引とは、正確に言えば取引所を通さずに株を売買する取引システムのことです。

取引所(東証など)を通さずPTS(運営会社)のシステムを利用して取引を行うことで、取引所の時間外である夜間に取引ができるようになっています。

PTS取引のメリット・デメリットを教えてください。

PTS取引には以下のようなメリット・デメリットがあると思います。

PTS取引のメリット

PTS取引のデメリット

PTS取引ができる証券会社はどこですか?

PTS取引(夜間取引)が可能なネット証券は、2019年7月現在 SBI証券 / 楽天証券 / 松井証券 の3社のみになります。

取引時間について教えてください

PTS取引の時間は各運営会社によって違います。

【ジャパンネクストPTS(SBI証券/楽天証券/松井証券)の場合】
・ デイタイム 8:20 ~ 16:00
・ナイトタイム 17:00 ~ 23:59

【チャイエックスPTS(楽天証券)の場合】
・ デイタイム 8:00 ~ 16:00
・ナイトタイム 17:00 ~ 23:59

楽天証券では、ジャパンネクストPTS ・ チャイエックスPTS のどちらの取引も可能です。

売買手数料はどうなっていますか?

PTS取引の手数料は各証券会社により異なっていますが、通常取引より高くなるという事はありません。

SBI証券では通常取引より5%安く、楽天証券では、通常の取引と変わりません。松井証券ではPTS取引でも「ボックスレート」が適用されています。

PTS取引の詳しい手数料については「PTS取引の手数料体系は?」をご覧ください。

PTS取引のできるおすすめの証券会社はどこですか?

PTS取引のできる3社それぞれにメリットがあると思います。楽天証券では、他社よりも早く8:00から取引ができ、松井証券では「ボックスレート」手数料が適用されます。

その中でオススメできるのはSBI証券になります。PTS取引では通常取引よりも5%安い取引ができ、それ以外でもおすすめ口座ランキングで1位に選ばれている通りデメリットも少ないので、SBI証券は開けておいて損のないオススメの口座です。

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