PBR(株価純資産倍率)をわかりやすく説明

更新日 2017年6月13日

PBRとは?

PBR(株価純資産倍率)とは、上場企業の「現在価値」と「株価」の関係がわかる企業分析指標です。株価(≒株式市場が決める企業の価値)というのは現在価値+将来価値(期待値含む)を加味して市場参加者が決めるものですが、現在価値を求めるものがPBRなのです。

ここで言う現在価値とは上場会社の「純資産(=株主資本)」のことです。純資産は財務諸表に乗っているため、投資家の期待値によって増減するようなものではありません。

PBR(株価純資産倍率)の説明:現在価値と将来価値

PBRを超簡単に解説

PBRを数値で考えると難しく感じる方もいると思いますが、極端なことを言ってしまえばPBRでは↓のようなことを見ることができます。

PBR1.0倍なら
「将来性が乏しく純資産のみで市場が判断している」

PBR2.0倍なら
「将来性が高く先々、純資産が2倍になると市場が判断している」

PBR0.5倍なら
「将来性が低く先々、純資産が半分になると市場が判断している」

仮にPER(株価収益率)など将来価値を図る企業分析指標が悪いわけではなく、PBR1.0倍を下回るような場合は「企業の将来性が高いのに株式市場では評価されていない銘柄」と言うことになるわけです。

つまり割安のお宝銘柄である可能性が高いと言う事です。

PBRの計算式

PBR(株価純資産倍率)は、
「株式市場が判断する企業の価値÷企業の現在価値」
で表すことが出来ます。

先ほど説明した通り、企業の現在価値は「純資産(株主資本)」ですが、株式市場が判断する企業の価値は「時価総額(株価×発行株数)」のことです。また純資産(株主資本)を発行株数で割った「1株あたりの純資産(株主資本)」と株価で計算する場合もあります。

つまり、PBRの計算式は以下のようになります。

・PBR(株価純資産倍率)
=株式市場が判断する企業の価値÷企業の現在価値
=時価総額÷純資産(株主資本)
(=株価÷1株あたりの純資産)

PBRで「割安」「割高」を判断する場合の注意点

PBRで割安・割高を判断する場合に注意するべき点は「業種」「収益率」「配当性向」などです。

PBRの注意点1:業種

法的に自己資本が多く必要な銀行などの金融業では軒並みPBRが1.0倍を下回っています。

このようなケースではPBR1.0倍以下でも割安の判断材料にしてはいけません。

PBRの注意点2:収益率

現在価値を表すPBRが低くても「将来価値が著しく低い」ときも要注意です。

PBRの純資産(株主資本)は前期のデータを元に計算していますが、損失計上を予定しているなどの情報が既に流れている可能性もありますので事前にニュースなどで確認してから投資判断をしてください。

PBRの注意点3:配当性向

PBRが低いのに配当性向が低い「ケチな会社」も注意です。「純資産を貯めこんでるんだから株主に還元しろ!」と言っても聞く耳を持たないかもしれません。

まあ「モノ言う株主」であればそういった企業こそ狙い目かもしれませんが、、、

PBRで投資分析する場合のおすすめの証券会社

PBRに限ったことではありませんが、企業のファンダメンタル分析をするには以下の条件を満たすネット証券会社が良いと思います。

・四季報が見れる
・業績予想がある
・個別企業のアナリストレポートがある
・ファンダメンタル分析のスクリーニング機能が多い

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