このページの概要
- ● どの証券会社でもNISA口座でFX取引はできない
- ● 税法上, FXは「雑所得」で株式と所得区分が違うため

詳しく解説
FXをNISAでやることは, 現行の制度では不可能です。
NISA口座で取り扱っているのは一部の金融商品だけであり, 外国為替の通貨ペアを売買するFXは含まれていません。 1つの証券会社で両方の取引を行っても, NISA口座 と FX口座 は明確に区別されます。 さらに, NISA口座内での非課税枠を FX口座の利益 に適用することはできず, FX口座での利益分は確定申告によって納税する義務があるのです。
NISA口座は長期的な投資運用に向いている仕組みなので, 少しずつ積み立てていくタイプの金融商品か, 割安になった優良銘柄 を保有することになります。
ハイリスクハイリターンのFXとはまったく方向性が違う為, NISA口座での対象商品になっていないのです。
新NISAでもFXは不可
NISAは2024年から「新NISA」として制度変更することが決定していますが、やはり新NISAでもFXは対象外の様です。引き続きNISAは「安定的な資産形成」を目的とした制度となっている為です。
詳しくは新NISA(ニーサ)とは?現行NISAからどう変わる?新NISAの疑問を徹底解説をご覧ください。
ネット証券の各社ではFX口座の開設もできることが多いので, 興味がある方はNISA口座と一緒に手続きをしておきましょう。オススメのNISA (ニーサ)口座を比較&ランキング
SBI証券の場合, 総合口座開設の申込時にNISAもFX口座も同時に申し込むことができます。
※参考:SBI証券のNISAならうれしいサービスが多数!
FXの利益について
FX口座で生じた利益については, 申告分離課税の雑所得 (2017年7月時点) として扱われます。 詳しい確定申告の方法は, 住所地を管轄している税務署, あるいは 税理士に確認しましょう。 税制は必要に応じてどんどん改正されていくので, 最新情報に基づいて申告しなければいけません。
なお, FXに関しては兄弟サイトの「FX比較.tokyo」で詳しく説明していますので宜しければご確認ください。
⇒ https://FX比較.tokyo/