「つみたてNISA(積立NISA)」「NISA」「iDeCo」の違いは?投資非課税制度を徹底比較

更新日 2019年9月12日

このページの概要

「NISA , つみたてNISA , iDeCo比較」のイメージ画像

老後2000万円問題」が話題になり、個人で投資や積立をする方が増えてきているという印象です。では老後や今後のために、どのようにして資産を形成・運用していくのがよいのでしょうか?

そんな悩みを解消するために、少額からの個人投資を支援する非課税制度「NISA(ニーサ)」や、「つみたてNISA(積立NISA)」に加え、「iDeCo(イデコ)」とよばれる個人型確定拠出年金が注目を浴びています。

それぞれどのような制度なのか、どういう人を対象にしているのか、今回は「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを説明していきます。

NISA,つみたてNISA,iDeCoの違いを比較

まずは、それぞれの制度の違いを比較してみましょう。NISA、つみたてNISA、iDeCoでは運用方法の他、非課税枠・期間・購入できる対象商品などが異なります。

「NISA」,「つみたてNISA」,「iDeCo」比較
NISA つみたてNISA iDeCo
運用方法 通常買付・積立投資 積立投資 積立投資
対象者 国内居住の20歳以上 国内居住の20歳以上60歳未満
非課税投資枠(年間) 120万円 40万円 14.4万円~81.6万円(加入条件によって異なります)
非課税期間 最長5年間 最長20年間 70歳まで(新規投資開始は60歳まで)
投資対象商品 上場株式(ETF・REIT含む)・投資信託 金融庁により定められた基準を満たした投資信託 投資信託・定期預金・保険
口座開設期間 2023年まで 2037年まで 60歳まで
保有口座数 どちらか1口座のみ 1口座のみ
資産引き出し(解約) いつでも引き出し可能 原則60歳まで引き出し不可
金融機関の変更 年に一度のみ変更可 変更可

NISA、つみたてNISA、iDeCoとは?それぞれのメリット・デメリット

NISA(ニーサ)とは?

NISA口座は、2014年にスタートした少額投資非課税制度と呼ばれる制度。通常の証券口座では、株取引などを行い、利益が出た場合おおよそ20%が税金として課税されます。しかし、それをNISA口座で取引を行うと、課税の対象外になる、という制度です。

NISA口座では年間120万円まで、最長5年間が非課税となります。また購入できる商品は、国内株式(ETF・REIT含む)・外国株式(海外ETF)・投資信託などで、FXや債券、金などは対象外となります。

NISAは投資に対する非課税制度として理解しておけば問題ないと思います。

つみたてNISA(積立NISA)とは?

2018年よりスタートした長期積立・分散投資を支援する「つみたてNISA(積立NISA)」。つみたてNISAも通常の一般NISAと同じく、非課税対象となる口座ですが購入できる商品が、金融庁が定めた基準を満たす投資信託のみとなります。証券会社ごとに取扱の銘柄数も異なりますので、要注意です。
また年間40万円まで、最長20年間が非課税対象枠となっており、いつでも保有投信の売却が可能です。

つみたてNISAは、長期の積立投資に対する非課税制度と理解しておきましょう。

iDeCo(イデコ)とは?

個人型確定拠出年金、通称「iDeCo(イデコ)」とは、公的年金とは別に、自分で年金として積立投資を支援する私的年金制度です。iDeCoは20歳以上60歳未満の方が加入でき、iDeCoでの運用利益は非課税、さらに掛金が全額所得控除となります。
購入できる運用商品としては、元本確保型である定期預金・保険と、投資信託が対象となっています。
参考:iDeCo(イデコとは)?

iDeCoは年金としての長期積立を支援する制度です。したがって、原則60歳までは保有商品の売却、つまり資産の引き出しができませんのでご注意ください。

また、iDeCoは20歳以上60歳未満ならほとんどがの方が加入できますが、雇用条件によって拠出限度額が変わってきますのでご注意ください。詳しくは iDeCo(イデコ)の加入資格と拠出限度額 をどうぞ。

比較のポイント

NISAは株式や投信での投資に対する非課税制度、つみたてNISA・iDeCoは長期積立に対する非課税制度となっています。

長期の積立としては住民税・所得税も控除されるiDeCoがおすすめですが、60歳まで資金を引き出せないのが唯一のデメリットだと思います。冠婚葬祭や急病など、急なお金が必要になった時に、余分な貯蓄がないと困ってしまうかもしれません。そういう方には、いつでも引き出しができるつみたてNISAの方をおすすめします。

無理なく、自分の資産・スタイルにあわせて、これらの制度を利用しましょう。

初心者でもすぐわかる!「NISA , つみたてNISA , iDeCo」に関するQ&A

NISA・つみたてNISA・iDeCoは併用できますか?

NISA・つみたてNISAはどちらか一口座のみとなります。
iDeCOは、NISA・つみたてNISAのどちらかと併用が可能となっています。

NISA、つみたてNISA(積立NISA)でおすすめの口座はどこですか?

SBI証券 をおすすめします。
NISA口座ではIPO銘柄も対象、つみたてNISAでは購入できる対象銘柄数が楽天証券と並んで最多数、という点でオススメです。初心者おすすめの総合力ランキング でも1位のSBI証券 では、どちらの口座のサービスもさすがといった内容です。
SBI証券のつみたてNISA

楽天ポイントユーザーの方は、投信の保有でポイントも貯まる 楽天証券のつみたてNISA もおすすめです。

参考:つみたてNISA向きのおすすめ口座比較&ランキング

iDeCo(イデコ)でおすすめの口座はどこですか?

証券会社比較.tokyo で紹介しているネット証券の中では、購入できる投資信託数が豊富な SBI証券 がおすすめです。 購入銘柄がダントツで多く、低コストで運用できるプラン・ロボアドバイザーなどiDeCoに対してかなり力をいれているという印象をもつ業者です。

参考:iDeCo(イデコ)おすすめ口座比較&ランキング