株初心者のための「少額投資の始め方」と少額投資向き証券

更新日 2020年7月10日

「少ない資金で投資する方法 と それができる おすすめ ネット証券比較」のイメージ画像

株は資金がないと、始めにくい。そう思ってはいませんか?

「資金が少ないけど株を始めてみたい」 「まずはリスク抑えて投資をしてみたい」という方は多いはず。

このページでは1万円以下からでも始められる「少額投資」の始め方や方法と、それにあったサービスを提供している証券会社を 比較して紹介しています。
株初心者や なかなか投資に手を出せない人、何から始めていいかわからない人は 少額投資から始めてみましょう!

少額投資の目的と種類

少額投資は、1万円~10万円以内(中には数百円から)など 少ない資金から始められる投資です。投資に興味はあるけど手を出せない方、まずは取引の勉強をしたい方などにおすすめの投資手段です。
お金をかけての投資ですから、少額と言えど リターンとリスクはもちろんあります。しかし、少額投資の最大の目的は「投資に慣れる事」だと思います。

少額投資のメリットは、”少ない資金で” ”リスクを抑え” ”投資ができる(株取引の知識をつける)” ことです!

株に不慣れな初心者は まずは少額から投資を始めて投資に慣れ、次のステップへと踏み出すのがおすすめです。
ただし 少額だからといって 適当に投資していいわけではありませんから 少額でも積極的にリターンを狙って投資しましょう。

それでは 具体的な少額投資の方法を解説していきます。
株の少額投資では、それなりに資金がある方とは違い少ない資金で始めるため 投資方法・対象銘柄が大きく異なります。

主に少額の投資方法としては 以下の3つが挙げられます。
安い銘柄を探して投資する
1株から株を買って投資する
コツコツと積立を行う

次の項目では、それぞれの少額投資の方法と その投資方法に適した証券会社を紹介していきます。株取引を始めるには 証券会社の開設が必須ですから、まずは自分に向いた投資方法を考えて それに合った口座を選んでみましょう!

少額投資の方法.1:安い銘柄を探して投資する

少額現物株式投資にはこんな人がおすすめ
期間 投資対象 必要資金 リスク リターン おすすめ証券
短期~中期 現物株 1万~10万 SBI証券

まずは、安い銘柄を探して投資する「少額で現物株式取引を行う」方法です。
対象は現物株となり、現物株とは 企業の株を売買するいわゆる通常の株取引の事です。
資金が多くないと始められないというイメージもありますが、資金1万~10万円以下でも大丈夫です。

通常、株を買う時の必要な投資額は「 株価 × 単元株数 」で計算できます。例えばトヨタ自動車の株を買うには、現在の株価が7,487円だとすると 7,487円 × 100 = 748,700円 が必要になります。
このように トヨタのような大型の株ですと、100万円ほどの資金が必要となります。しかし、銘柄によっては単元株で10万円以下で買えるものも多く存在します。

SBI証券 の「 スクリーナー 」

ちなみに SBI証券 の銘柄スクリーニングツールで調べた限り、10万円の投資額で買える銘柄(ETF等含む)は約1800銘柄、1万円以下の銘柄は約140銘柄あります。(東証一部,二部,マザーズ,ジャスダック,ETF・REIT,地方市場など) ※上記はいずれも2020年6月17日調査時点のものです。

このように、10万円以下の銘柄を探して投資するというのも少額投資の方法の一つです。
この方法は 投資資金が10万円であれば当然10万円分のリスクが発生しますので、やはりある程度の株知識は必要となります。株の取引方法など少しは知識を身に着けているけど、投資資金が少ないという方にはおすすめです。

少額の現物株式におすすめの証券会社

この方法で投資するのに、重要なポイントは「少ない投資金額・資金でも買える銘柄が多い証券会社」「投資額10万円以下を探せる証券会社」「手数料が安い証券会社」の3点です。手数料が安いに越した事はありませんが、銘柄が少なければ投資できませんよね。少額投資といえど、銘柄選びは重要ですから 大事なポイントだと思います。

比較のポイント

少ない投資金額・資金でも買える銘柄が多い証券会社

東証1部などは投資家からの人気も高い銘柄が多く、10万円以下で買える銘柄 (+今後上昇が見込める銘柄)を探すのは容易ではありません。
そこで、東証以外の取引所も選択肢に入れるべきです。

投資額10万円以下を探せる証券会社

ネット証券各社では、株式銘柄を探せるスクリーニングアプリ を用意していますが、少額投資の場合、以下の2つの条件をクリアしなければ 銘柄検索として十分と言えません。

・「 10万円以下で買える 」 銘柄を探す機能があること
・ スクリーニング結果の銘柄一覧に「 投資金額 」の項目があること

手数料が安い証券会社

手数料が安い業者を探すを利用するのも、少額投資において重要な点です。投資額に対して 手数料の割合が高くなってしまったら元も子もありません。

NISAが利用できる証券会社

NISAとは、少額投資非課税制度とよばれるもので 少額投資に対しての利益が一定期間非課税になるという制度です。
非課税で運用できる上、ネット証券の中にはNISA口座なら売買手数料無料のサービスを行っている業者もあります。
※NISAについて、詳しくはNISAとは?をご覧ください。

以上 4点の項目に注目して比較表を作成しました。
※各手数料は1約定/1日定額の最安値を掲載しています。

※横にスクロールします

会社名 銘柄が多い証券会社 投資額10万円以下を探せる証券会社 手数料が安い証券会社 NISAが利用できる証券会社
取引所 10万円以下で検索 検索結果に投資金額の項目 1万 3万 5万 10万 NISAの取扱 手数料無料

SBI証券

東,名,福,札 × 0円 0円 0円 0円

楽天証券

東,名 0円 0円 0円 0円

auカブコム証券

東,名,福,札 99円 99円 99円 99円

松井証券

東,名,福,札 0円 0円 0円 0円

マネックス証券

東,名,福,札 110円 110円 110円 110円

GMOクリック証券

× 96円 96円 96円 96円

ライブスター証券

× 55円 55円 55円 88円 ×

岡三オンライン証券

東,名,福,札 × × 0円 0円 0円 0円

DMM株

東,名,福,札 × 55円 55円 55円 88円

※調査日:2020年6月17日

※調査方法:公式サイトから各調査データを取得

比較表で確認すると、
・少ない投資金額・資金でも買える銘柄が多い証券会社
・投資額10万円以下を探せる証券会社
・手数料が安い証券会社
の3条件を満たしている証券会社は「SBI証券」「楽天証券」「松井証券」になります。

中でもSBI証券は、米国株や中国株といった外国株、後述するミニ株の取扱もあります。投資対象商品が多いという事は、少額でも 購入できる銘柄を選べるというメリットがあります。少額投資においても もちろんですが、使いやすさやサービス面、そして少額からステップアップした後の投資運用でも活躍する総合力No.1のネット証券です。

少額投資の方法.2:1株から株を買って投資する

株式ミニ投資にはこんな人がおすすめ
期間 投資対象 必要資金 リスク リターン おすすめ証券
短期~中期 現物株(ミニ株) ~1万円 ネオモバカブコム

次に1株から株を買って投資する「ミニ株・単元未満株での少額投資」を説明していきます。

現物株式の項目でも解説しましたが、通常 株取引を行う場合は100株単位(単元株)で購入しなければなりません。しかし、証券会社によっては1株から購入するミニ株・単元未満株サービスを行っている業者もあります。

株式ミニ投資とよばれるミニ株・単元未満株での投資は、1株から購入できるため 大企業の銘柄も少額で購入できます。
3,000円以下の銘柄も多く、中には500円から購入できるものもあり、株式ミニ投資では、1万円もあれば数種類の銘柄も購入できるというわけです。

ミニ株の場合、資金は1万円以内でも可能でリスクを抑えられますが、デメリットとしては その分リターン(儲け)も少ないという点が挙げられます。
しかし、ミニ株でも株取引には変わりはありませんので まずは知識を身に着けたい!という方にはおすすめの方法です。

ミニ株(株式ミニ投資)におすすめの証券会社

ミニ株での証券比較ポイントは、第一に 「ミニ株」の買付・売却ができるかどうか手数料NISA口座で買付できるのかどうか です。

ミニ株サービスは SBI証券 , auカブコム証券 , マネックス証券 , 岡三オンライン証券 の5社で買付・売却が可能です。では5社の手数料・NISAサービスを比較してみてみましょう。

会社名 サービス名 1注文の約定代金 NISAでミニ株
5千 1万 3万 5万 10万

SBI証券

S株 55円 55円 165円 275円 550円

auカブコム証券

プチ株 52円 55円 165円 275円 550円

マネックス証券

ワン株 52円 55円 165円 275円 550円 ×

岡三オンライン証券

単元未満株 220円 220円 330円 660円 660円

ネオモバ

S株 220円
※定額制 220円/月(50万円まで)
×

※調査日:2020年6月17日

※調査方法:公式サイトから各調査データを取得

ミニ株投資では、NISA口座でもミニ株に投資できるauカブコム証券、もしくは手数料を気にせず取引できるネオモバ(SBIネオモバイル証券)を利用するのが おすすめです。

auカブコム証券のプチ株

auカブコム証券のプチ株

auカブコム証券のプチ株では、他の証券と比べ手数料が安いうえに、プチ株(1株づつ)を毎月500円以上から積立できる「プレミアム積立」が利用できます。
プレミアム積立のメリットとしては 貯金感覚で積立投資ができるという点と、自然と ”価格が高いときに購入数が少なく” ・ ”価格が安いときに購入数が多くなる” 「ドル・コスト平均法」で運用できるという点があります。
※ドル・コスト平均法について詳しくは「少額投資の方法.3:積立投信」で後述

さらに、プチ株でのプレミアム積立は手数料無料というメリットもあります。設定さえしておけば、口座から自動引き落としも可能で 手間がかからないのも利点の一つです。

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)のS株

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)は、少額投資に特化した証券会社です。
ネオモバでは ミニ株投資をメインとしており、月額220円で手数料無料で何度でも取引可能、さらに現金を使わずTポイントでも投資ができる という他の証券とは一風変わったサービスを展開しています。
スマホでの取引に特化し、1株からIPOに応募できる「ひとかぶIPO」など まずは株をやってみたい!という初心者や若年層の方におすすめの証券会社です。

少額投資の方法.3:コツコツと積立を行う

投信積立にはこんな人がおすすめ
期間 長期 必要資金 リスク リターン おすすめ証券
積立投信 投資信託 ~1万円 楽天証券

3つ目の少額投資方法は、コツコツと投資信託を毎月積立する「積立投信」とよばれる手法です。
積立投信は、長期での運用・リターンを目的とし、「手元にまとまった資金がないけれど、資産運用したい」「貯金として投資をしたい」という方におすすめの投資方法になります。

積立投信のメリットとしては毎月(毎週or毎日)の一定期間に一定金額で買付することにより、自然と「ドル・コスト平均法」での運用になるという点です。

ドル・コスト平均法

価格が変動する商品を毎月一定額購入することで ”価格が高いときに購入数が少なく” ”価格が安いときに購入数が多く” なる投資手法。
長期的に見ると有利な価格で商品を持つことができる非常に効果的な方法。
※詳しくはるいとう (株式累積投資) とは?をご覧ください

100円からでも積立が可能で コツコツと少額からの投資にも向いている方法ですが、短期でリターンを得たい方には不向きと言えます。

積立投信におすすめの証券会社

積立投信を行う証券を選ぶ上で、「取扱銘柄数が多い証券会社」「つみたてNISAを行っている証券会社」「投信保有に対するサービスがある証券会社」かどうかが重要な比較ポイントとなります。

比較のポイント

取扱銘柄数が多い証券会社

まずは、積立できる投資信託数は各証券によって大きく異なります。自分が投資したい投信信託を取り扱っているのかどうかも事前にチェックしておきましょう。

つみたてNISAを行っている証券会社

積立投信では、「つみたてNISA(積立NISA)」口座で行うのもおすすめです。NISAと同じく、利益が非課税になりますが 対象が投資信託のみとなっているので 投信積立を考えている方は、まず つみたてNISAでの運用を検討してみましょう。
ただし、つみたてNISAでは金融庁指定の銘柄のみとなっています。信託報酬が安い銘柄のみ・怪しい投資信託がない などのメリットもありますが ブルベア型ファンドなどレバレッジをかけた投信は対象外となっているため 注意が必要です。
※つみたてNISAについて、詳しくはつみたてNISA(積立NISA)とは?をご覧ください。

投信保有・買付に対するサービスがある証券会社

証券会社によっては投信を保有しているだけでポイントがもらえる などのサービスを行っているところもあります。特に投信積立は数年~数十年という長期で保有する事もあるので 還元サービスは有効に使いましょう!

上記の比較ポイントに注目して 比較表を掲載しています。
※DMM株は投資信託の取扱がないため、比較表には掲載していません。

会社名 取扱銘柄数・積立期間 積立NISA 投信保有・買付に対するサービス
投資信託の取扱数
(積立可能銘柄)
積立期間 積立金額 積立NISAの取扱 対象銘柄数

SBI証券

2,519本 毎日/毎週/毎月/複数日/隔月 100円~ 160本 投信保有で「Tポイント」付与

楽天証券

2,531本 毎日/毎月 100円~ 158本 投信保有,楽天カード決済で「楽天ポイント」付与

auカブコム証券

1,127本 毎月 100円~ 150本 投信保有で「毎月ポイント」付与

松井証券

996本 毎月/毎週/毎日 100円~ 152本 毎月現金還元サービス

マネックス証券

1,097本 毎月/毎日 100円~ 150本 投信保有で「マネックスポイント」付与

GMOクリック証券

115本 毎月 100円~ ×

ライブスター証券

1本 毎月 100円~ 1本

岡三オンライン証券

532本 毎月 100円~ ×

※調査日:2020年6月17日

※調査方法:公式サイトから各調査データを取得

投信保有に対するサービスとして、SBI証券ではTポイントが、楽天証券では楽天ポイントが貯まります。また、松井証券が新たに始めた投資信託の「毎月現金還元サービス」では信託報酬が最大0.7%/年 現金で毎月還元されます(対象の投資信託のみ)。少額投資での投信積立という点では、還元は微々たるものなのでメリットは少ないかもしれませんが 少しでも現金で還元サービスがあるのはうれしいポイントですね。

投信積立おすすめの証券会社は楽天証券!

楽天証券の積立投信

投信積立を始める方には楽天証券がおすすめです。
取扱数・つみたてNISAのサービス面でみると SBI証券と並び どちらもおすすめではありますが、楽天証券で投信積立を行う最大のメリットは 楽天ポイント にあります。

楽天証券の投信積立は「楽天カード」で決済が可能という 他社と少し変わった支払い方法があります。楽天カード決済では、商品と金額を選ぶだけで毎月 自動的に決済が完了され、さらに決済額100円につき1ポイントが付与される上、貯まった楽天ポイントで投資信託の買付もできます。投資以外でも楽天ポイントであれば コンビニなど普段の買い物でもそのまま使えるのもメリットですね。

デメリットとしては、毎月1日に自動的に積立されるので 毎月1日の価格で購入=好きな価格での約定ができない という事になります。
しかし、積立投信は 上述したように長期でのリターンを目指す投資方法なので 短いスパンでの価格変動は あまり気にする必要はないように感じます。

つみたてNISAでも同じ積立方法でポイントが貯まるので 最大運用期間20年でみると、結構なポイントが貯まるのではないでしょうか?
ただ投資するだけでなく、ポイント還元を利用してお得に投資するのもおすすめです!

「株の少額投資」に関するQ&A

株の少額投資とは どういったものですか?メリット・デメリットを教えてください。

株式投資による資産運用は まずは手元に資金が無いと始められない というイメージがありますが、中には1万円からでも気軽に投資が始められるサービスや投資方法(少額投資)があります。

少額投資には以下のメリット・デメリットが挙げられます。

少額投資のメリット

少額投資のデメリット

株の少額投資にはどんな方法がありますか?

少額で買える銘柄を探す、もしくはミニ株(単元未満株)を購入する少額から積立投資を行うという方法があります。短期で行うのか・長期で行うのか など、それぞれにメリット・デメリットがあるので自分のスタイルにあった投資方法を選ぶのがおすすめです。

少額で買える銘柄を探す
現物株式を対象に、「安い銘柄を探して投資する」という方法です。ポイントとしては、いかに安く かつ 期待銘柄を探せるか になります。

ミニ株で投資する(株式ミニ投資)
1株から株式を購入し、株式投資を行う「株式ミニ投資」とよばれる方法です。ミニ株を使えば、大企業の銘柄でも1万円程度で購入できるのが魅力です。

少額から積立投資を行う
この投資の対象商品は「投資信託」です。一度に資金を用意して投資を行うのではなく、毎月少しづつ投資を行い 積立を行う方法です。メリットとしては今手元に資金がなくても、貯金感覚で投資が始められる事。また各証券では投資信託に対する積立サービスを行っているので それを利用するのがおすすめです。

NISA(ニーサ)とは何ですか?

NISAとは、「少額投資非課税制度」とよばれる制度の事です。通常、株取引などの資産運用では 儲け(利益)に対して年間約20%が課税されますが、NISA口座で投資を行うことによって 非課税で運用できるという制度です。

運用期間や対象商品などに規定があるものの、証券会社によっては非課税の上 手数料が無料になるなど 少額投資を行う上で まずは知っておきたいサービスになります。

少額投資におすすめの証券会社はありますか?

ミニ株の取扱がある+取扱の銘柄が多い・検索機能が充実している(安い銘柄を探しやすい)という面でみると、どちらにも長けているSBI証券がおすすめです。NISA/つみたてNISAもあり、手数料も安く 総合力No.1のネット証券です。少額投資としても ミニ株から投信積立までオールマイティに投資できるうえ、資金・知識が増えて 次のステップでも長く使える証券会社だと思います。

この記事を書いた人

証券会社比較.tokyo 著者

瓜生 勝(うりう まさる)

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
みんなの株式 ネット証券比較プロデューサー
みんなの株式,Yahooファイナンス,株探,株マップ,IFISの比較コンテンツ作成。その他 JPX,TFX,インヴァスト証券,マネックス証券,岡三オンライン証券などの特集記事作成も経験。

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証券会社のNISA/つみたてNISA特集ページ

NISA/つみたてNISA・少額投資非課税制度の基本