完全抽選の公平性↑

「マネックス証券の新規公開株」と言えば、IPO狙いの投資家には有名です。
取扱実績が多いと言うのも理由の一つですが何よりも「IPOに当選しやすい」ことが理由です。
マネックスのIPOはどのようなルールなのか、このページで説明したいと思います。
マネックス証券のIPO(新規公開株式)
マネックス証券のIPO取扱実績の推移(2011年~2019年)
マネックス証券はIPO取扱数を年々増加させています。2019年はSBI証券の82銘柄に次いでネット証券2位のIPO取扱実績(45銘柄)がありました。
※PO(公募・売出)は除きます。
オンライン証券の年度別IPO取扱実績(2011年~2019年) | |||||||||||
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証券会社名 | NISA口座 | IPO(新規公開株)の取扱上場会社数 | |||||||||
2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 | 2011年 | |||
SBI証券 | ◯ | 82社 | 86社 | 83社 | 76社 | 78社 | 65社 | 44社 | 37社 | 26社 | |
楽天証券 | × | 26社 | 10社 | 7社 | 8社 | 8社 | 2社 | 2社 | 6社 | 15社 | |
カブドットコム証券 | ◯ | 24社 | 23社 | 14社 | 20社 | 16社 | 21社 | 16社 | 26社 | 18社 | |
マネックス証券 | ◯ | 45社 | 49社 | 49社 | 47社 | 50社 | 38社 | 34社 | 14社 | 10社 | |
松井証券 | ◯ | 21社 | 9社 | 8社 | 11社 | 14社 | 5社 | 2社 | 11社 | 14社 | |
クリック証券 | ◯ | 0社 | 1社 | 0社 | 1社 | 1社 | 2社 | - | - | - | |
岡三オンライン証券 | ◯ | 37社 | 45社 | 23社 | 6社 | 8社 | 11社 | 未調査 | 未調査 | 未調査 | |
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) | ◯ | 5社 | 4社 | 7社 | - | - | - | - | - | - | |
DMM株 | ◯ | 3社 | - | - | - | - | - | - | - | - | |
ネオモバ | - | 1社 | - | - | - | - | - | - | - | - |
「IPOならマネックス証券」と言う個人投資家の声が徐々に浸透していることを受けて取扱実績を増やしているのかも知れませんね。マネックス証券のIPOは公平性が非常に高いルールですので、取扱数を増やしているのは当選の可能性が上がりますので大変助かります。
SBI証券に次ぐ実績の多さから、IPO狙いなら 持っておくべき口座です。
マネックス証券のIPO実績
次にマネックス証券の2019年IPO取扱実績を掲載します。
マネックス証券:2019年のIPO取扱実績まとめ
- ・ 2019年 IPO取扱数: 45銘柄
- ・ 初値-公募価格で+になった銘柄数: 41銘柄
- ・ 勝率: 91.1%
- ・ 合計騰落率: +3,867%
マネックス証券:2019年のIPO取扱実績一覧
2019年IPO取扱い実績(公募価格・初値・騰落率・損益) | |||||
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上場日 | 上場銘柄名 | 発行価格 | 初値 | 騰落率 | 損益 |
2月22日 | 識学 | 1800円 | 4550円 | 153% | 27.5万円 |
2月28日 | フロンティアインターナショナル | 2410円 | 2715円 | 13% | 3.1万円 |
3月5日 | 日本国土開発 | 510円 | 624円 | 22% | 1.1万円 |
3月13日 | サーバーワークス | 4780円 | 18000円 | 277% | 132.2万円 |
3月15日 | カオナビ | 1980円 | 3970円 | 101% | 19.9万円 |
3月18日 | 共栄セキュリティーサービス | 2100円 | 2866円 | 37% | 7.7万円 |
3月19日 | ミンカブ・ジ・インフォノイド | 1050円 | 1400円 | 33% | 3.5万円 |
3月28日 | 日本ホスピスホールディングス | 1000円 | 1466円 | 47% | 4.7万円 |
3月28日 | NATTY SWANKY | 3270円 | 3930円 | 20% | 6.6万円 |
3月29日 | Welby | 5200円 | 18030円 | 247% | 128.3万円 |
3月29日 | エードット | 1110円 | 2453円 | 121% | 13.4万円 |
4月24日 | ハウテレビジョン | 1210円 | 3745円 | 210% | 25.4万円 |
4月25日 | トビラシステムズ | 2400円 | 5420円 | 126% | 30.2万円 |
6月4日 | 大英産業 | 1,520円 | 1,330円 | ▲13% | ▲1.9万円 |
6月19日 | Sansan | 4330円 | 4760円 | 6% | 2.6万円 |
6月27日 | 新日本製薬 | 1470円 | 1664円 | 13% | 1.9万円 |
6月28日 | リビン・テクノロジーズ | 3900円 | 9000円 | 131% | 51.0万円 |
7月5日 | フィードフォース | 1150円 | 2760円 | 140% | 16.1万円 |
7月24日 | ビーアンドピー | 2000円 | 2400円 | 20% | 4.0万円 |
7月29日 | ブシロード | 1890円 | 2204円 | 17 | 3.1万円 |
7月31日 | ツクルバ | 2050円 | 2050円 | 0% | 0.0万 |
9月19日 | サイバー・バズ | 2300円 | 4000円 | 74% | 17.0万円 |
9月20日 | ギフティ | 1500円 | 1880円 | 25% | 3.8万円 |
9月24日 | Chatwork | 1600円 | 1480円 | ▲8% | ▲1.2万円 |
10月1日 | パワーソリューションズ | 2000円 | 5110円 | 156% | 31.1万円 |
10月8日 | HENNGE | 1400円 | 2001円 | 43% | 6.0万円 |
10月18日 | ワシントンホテル | 1310円 | 1462円 | 12% | 1.5万円 |
10月24日 | インティメート・マージャー | 1900円 | 4000円 | 111% | 21.0万円 |
10月28日 | セルソース | 2280円 | 6020円 | 164% | 37.4万円 |
11月1日 | ダブルエー | 4690円 | 4680円 | 0% | ▲0.1万円 |
11月21日 | トゥエンティーフォーセブン | 3420円 | 3800円 | 11% | 3.8万円 |
12月11日 | マクアケ | 1550円 | 2710円 | 75% | 11.6万円 |
12月16日 | ベース | 4700円 | 9050円 | 93% | 43.5万円 |
12月16日 | ランサーズ | 730円 | 842円 | 15% | 1.1万円 |
12月16日 | JMDC | 2950円 | 3910円 | 33% | 9.6万円 |
12月17日 | ウィルズ | 960円 | 4535円 | 372% | 35.8万円 |
12月18日 | JTOWER | 1600円 | 2620円 | 64% | 10.2万円 |
12月18日 | ユナイトアンドグロウ | 1270円 | 3205円 | 152% | 19.4万円 |
12月19日 | SREホールディングス | 2650円 | 2475円 | ▲7% | ▲1.8万円 |
12月20日 | スペースマーケット | 590円 | 1306円 | 121% | 7.2万円 |
12月20日 | INCLUSIVE | 2110円 | 4535円 | 115% | 24.3万円 |
12月23日 | global bridge HOLDINGS | 2690円 | 4020円 | 49% | 13.3万円 |
12月23日 | カクヤス | 1600円 | 1866円 | 17% | 2.7万円 |
12月25日 | AI inside | 3600円 | 12600円 | 250% | 90.0万円 |
12月26日 | スポーツフィールド | 2730円 | 8500円 | 211% | 57.7万円 |
合計 | 99430円 | 191944円 | 3867% | 925.1万円 | |
備考 |
※1:「発行価格×単元株」で計算 ※2:「初値×単元株」で計算 (上記銘柄の上場時、単元株は全て100株単位) |
参考:過去のマネックス証券のIPO取扱実績
2019年の実績では取扱45銘柄中、上場初値でマイナスになったのが4銘柄。平均騰落率が86%と利益を上げています。。取扱数も多く、これを見るだけでもIPOに応募する価値は十分ですね。
マネックス証券のIPOルール

マネックス証券の新規公開株式のルールは一言で言うと「公平」です。主要オンライン証券5社で新規公開時の「配分数量の振り分け」と「抽選方法」を下記します。
【証券会社のIPOルールのチェックポイント】
A.引受数に対しての配分先
-証券会社はIPO銘柄引受数を全て抽選で決めるとは限りません。各社独自に配分を決定できるため、各社によっては大口の投資家などに優先して配分する可能性があります。
B.抽選方法
-抽選方法についても各社の考えに違いがあります。マネックス証券・松井証券などは下記図の通り、申込「者」ごとに抽選を行うことに対してSBI証券・楽天証券は申込「数」に応じて抽選を行います。
主要ネット証券のIPO抽選ルール | |||
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証券会社 |
IPO実績 (2018年実績) |
引受配分数に対しての配分先 | 抽選方法 |
SBI証券 | 86銘柄 |
1.抽選制での配分(70%) 2.ポイント制での配分(30%) |
1.申込「数」ごとに抽選 2.抽選なし |
楽天証券 | 10銘柄 | 引受配分数は「全て抽選」で配分 | ・申込「数」ごとに抽選 |
カブドットコム証券 | 23銘柄 |
下記、1~3条件に合致する先に一定比率で配分 1.IPOに応募した個人投資家 2.カブコム側が選ぶ個人投資家 3.プロ口座保有者 ※それぞれの配分比率は未発表 |
1.は申込「者」ごとに抽選 |
マネックス証券 | 49銘柄 | 引受配分数は「全て抽選」で配分 | ・申込「者」ごとに抽選 |
松井証券 | 9銘柄 | 抽選制での配分(70%) | ・申込「者」ごとに抽選 |
【備考】 |
・配分,抽選方法に関しましては諸条件が付く場合があります。詳細は各社の公式HPにてご確認ください。 ・調査日:2019年9月 |
マネックス証券のIPOルールでは配分先に格差は設けず、抽選方法も申込者ごとの完全抽選制ですので正に「公平」なIPOルールと言えそうです。
また各社の配分数にもよりますが、仮に配分数が同じならマネックス証券や松井証券の当選確率は他のオンライン証券よりも高いと言うことを示してます。マネックス証券のIPOが人気となる秘密はこの「IPOルール」が理由のようです。
NISA(ニーサ)口座でもIPOが可能
マネックス証券では2014年11月よりニーサ口座でもIPO申込が可能となりました。大きな利益を得る可能性の高いIPO銘柄を非課税で取得できるのは大きなメリットですよ!
マネックス証券のIPOの始め方
マネックス証券でのIPOの購入方法は以下の手順になります。
- 1. ブックビルディングへ参加
- 2. 抽選
- 3. 結果の確認
- 4. 購入
- 5. 売却
マネックス証券でIPOを購入するには、まず銘柄一覧から目論見書の確認とブックビルディング(需要申告)への参加が必須となっています。また、この段階で申告額以上の残高が必要になりますので、ご注意ください。
ブックビルディング参加後は、募集・売り出し価格等を確認し、抽選結果を待ちます。結果はマネックス証券のwebサイト内「需要申告・購入申込状況」画面にて確認ができます。
当選であれば、期間中に申込をし購入ができます。購入のキャンセルや申込数量の一部のみ購入も可能です。