申告値段にはご注意!

松井証券も新規公開株を取扱うネット証券会社の1社です。
同社のIPO当選ルールは公正明瞭、応募者に行き渡るように整理されています。
ここでは松井証券のIPO取扱銘柄や当選ルールなどご紹介いたします。
松井証券のIPO実績 (取扱数・勝率・抽選ルール)
松井証券のIPO取扱実績の推移(2011年~2018年)
松井証券含めネット証券では総合証券と同じくIPOを取り扱っています。まず下記に2011年から2018年のIPO取扱実績の推移を下記します。
オンライン証券の年度別IPO取扱実績(2011年~2018年) | |||||||||
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証券会社名 | NISAでの IPO買付 |
IPO(新規公開株)の取扱上場会社数 | |||||||
2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 | 2011年 | ||
SBI証券 | ◯ | 86社 | 83社 | 76社 | 78社 | 65社 | 44社 | 37社 | 26社 |
楽天証券 | × | 10社 | 7社 | 8社 | 8社 | 2社 | 2社 | 6社 | 15社 |
カブドットコム証券 | ◯ | 23社 | 14社 | 20社 | 16社 | 21社 | 16社 | 26社 | 18社 |
マネックス証券 | ◯ | 49社 | 49社 | 47社 | 50社 | 38社 | 34社 | 14社 | 10社 |
松井証券 | ◯ | 9社 | 8社 | 11社 | 14社 | 5社 | 2社 | 11社 | 14社 |
クリック証券 | ◯ | 1社 | 0社 | 1社 | 1社 | 2社 | - | - | - |
岡三オンライン証券 | ◯ | 45社 | 23社 | 6社 | 8社 | 11社 | 未調査 | 未調査 | 未調査 |
ライブスター証券 | ◯ | 4社 | 7社 | - | - | - | - | - | - |
SBI証券やマネックス証券、カブドットコム証券と比べると決して取扱数は多い方ではありません。ちなみに各社のIPO特設ページも作成していますのでそちらもご参照ください。
松井証券のIPO実績
次に初値や勝率など、松井証券の2018年IPO取扱実績を掲載します。
松井証券:2018年のIPO取扱実績まとめ
- ・ 2018年 IPO取扱数: 9銘柄
- ・ 初値-公募価格で+になった銘柄数: 8銘柄
- ・ 勝率: 89%
- ・ 合計騰落率: +514%
松井証券:2018年のIPO取扱実績一覧
2018年IPO取扱い実績(公募価格・初値・騰落率・損益) | |||||
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上場日 | 上場銘柄名 | 発行価格 | 初値 | 騰落率 | 損益 |
5月31日 | ラクスル | 1500円 | 1645円 | 10% | 1.5万円 |
6月21日 | ZUU | 1600円 | 5550円 | 247% | 39.5万円 |
6月22日 | ライトアップ | 2820円 | 3725円 | 32% | 9.1万円 |
7月10日 | MTG | 5800円 | 7050円 | 22% | 12.5万円 |
11月28日 | 霞ヶ関キャピタル | 3240円 | 6240円 | 93% | 30万円 |
12月11日 | アルー | 1370円 | 2010円 | 47% | 6.4万円 |
12月19日 | ソフトバンク | 1500円 | 1463円 | ▲3% | ▲0.4万円 |
12月20日 | Amazia | 1320円 | 1756円 | 33% | 4.4万円 |
12月25日 | ベルトラ | 384円 | 514円 | 34% | 1.3万円 |
合計 | 19534円 | 29953円 | 514% | 104.2万円 | |
備考 |
※1:「発行価格×単元株」で計算 ※2:「初値×単元株」で計算 (上記銘柄の上場時、単元株は全て100株単位) |
参考:過去のIPO取扱実績
2018年の取扱実績は9銘柄と他のサービスと比べて少しさみしい印象です。IPOは投資家に人気のサービスですので まだまだIPO取扱数を増やしてほしいですね。
松井証券のIPOルール
まず証券会社各社のIPOの取組で注目するポイントは2つあります。
一つは前項でご説明した「IPO取扱数(取扱実績)」、もう一つがここでお話する「IPOのルール」です。
IPOルールを比較する意味で主要オンライン証券5社で新規公開時の「配分数量の振り分け」と「抽選方法」を掲載します。
【証券会社のIPOルールのチェックポイント】
A.引受数に対しての配分先
-証券会社が取扱うIPO銘柄はその引受数を全て抽選で決めるとは限りません。証券会社によっては大口の投資家などに優先して配分する可能性があります。このページを見られる方にとっては抽選での配分を望まれる方が大半だと思います。
B.抽選方法
-抽選方法についても各社の考えに違いがあります。マネックス証券・松井証券などは下記図の通り、申込「者」ごとに抽選を行うことに対してSBI証券・楽天証券は申込「数」に応じて抽選を行います。当選確率が高いのはもちろん抽選「者」を対象とした抽選方法です。

事前入金が不要
多くのネット証券のIPOでは、応募時に買付余力・購入代金が必要となりますが、松井証券のIPOは事前入金が不要となっています。購入代金は、抽選後の購入申込期限最終日までの入金が必要です。
NISA(ニーサ)口座でもIPOが可能
松井証券はNISA口座でもIPO銘柄に申込可能です。大きな利益を得る可能性の高いIPO銘柄を非課税で取得できるのは大きなメリットですよ!