申告値段にはご注意!

松井証券も新規公開株を取扱うネット証券会社の1社です。
同社のIPO当選ルールは公正明瞭、応募者に行き渡るように整理されています。
ここでは松井証券のIPO取扱銘柄や当選ルールなどご紹介いたします。
松井証券の無期限信用取引
松井証券のIPO取扱実績の推移(2011年~2017年)
松井証券含めネット証券では総合証券と同じくIPOを取り扱っています。まず下記に2011年から2017年のIPO取扱実績の推移を下記します。
オンライン証券の年度別IPO取扱実績(2011年~2017年) | |||||||||
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証券会社名 | NISA口座 | IPO(新規公開株)の取扱上場会社数 | |||||||
2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 | 2011年 | |||
SBI証券 | ◯ | 83社 | 76社 | 78社 | 65社 | 44社 | 37社 | 26社 | |
楽天証券 | × | 7社 | 8社 | 8社 | 2社 | 2社 | 6社 | 15社 | |
カブドットコム証券 | ◯ | 14社 | 20社 | 16社 | 21社 | 16社 | 26社 | 18社 | |
マネックス証券 | ◯ | 49社 | 47社 | 50社 | 38社 | 34社 | 14社 | 10社 | |
松井証券 | ◯ | 8社 | 11社 | 14社 | 5社 | 2社 | 11社 | 14社 | |
クリック証券 | ◯ | 0社 | 1社 | 1社 | 2社 | - | - | - | |
岡三オンライン証券 | ◯ | 23社 | 6社 | 8社 | 11社 | 未調査 | 未調査 | 未調査 | |
ライブスター証券 | ◯ | 7社 | - | - | - | - | - | - |
SBI証券やマネックス証券、カブドットコム証券と比べると決して取扱数は多い方ではありません。ちなみに各社のIPO特設ページも作成していますのでそちらもご参照ください。
松井証券のIPO実績
次に松井証券の2017年IPO取扱実績を掲載します。
松井証券:2017年のIPO取扱実績まとめ
- ・ 2017年 IPO取扱数: 8銘柄
- ・ 初値-公募価格で+になった銘柄数: 7銘柄
- ・ 勝率: 87.5%
- ・ 合計騰落率: +730%
松井証券:2017年のIPO取扱実績一覧
2016年IPO取扱い実績(公募価格・初値・騰落率・損益) | |||||
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上場日 | 上場銘柄名 | 発行価格 | 初値 | 騰落率 | 損益 |
3月9日 | ピーバンドットコム | 1650円 | 3530円 | 114% | 18.8万円 |
3月24日 | オロ | 2070円 | 4750円 | 129% | 26.8万円 |
3月30日 | スシローグローバルホールディングス | 3600円 | 3430円 | ▲5% | ▲1.7万円 |
6月21日 | エコモット | 2730円 | 4195円 | 54% | 14.7万円 |
7月12日 | ソウルドアウト | 1200円 | 2113円 | 76% | 9.1万円 |
9月28日 | ロードスターキャピタル | 1820円 | 2501円 | 37% | 6.8万円 |
10月25日 | テンポイノベーション | 3100円 | 6000円 | 94% | 29.0万円 |
12月19日 | みらいワークス | 1840円 | 6080円 | 230% | 42.4万円 |
合計 | 18010円 | 32599円 | 730% | 145.9万 | |
備考 |
※1:「発行価格×単元株」で計算 ※2:「初値×単元株」で計算 (上記銘柄の上場時、単元株は全て100株単位) |
参考:過去のIPO取扱実績
2017年の取扱実績は8銘柄と他のサービスと比べて少しさみしい印象です。IPOは投資家に人気のサービスですので まだまだIPO取扱数を増やしてほしいですね。
松井証券のIPOルール
まず証券会社各社のIPOの取組で注目するポイントは2つあります。
一つは前項でご説明した「IPO取扱数(取扱実績)」、もう一つがここでお話する「IPOのルール」です。
IPOルールを比較する意味で主要オンライン証券5社で新規公開時の「配分数量の振り分け」と「抽選方法」を掲載します。
【証券会社のIPOルールのチェックポイント】
A.引受数に対しての配分先
-証券会社が取扱うIPO銘柄はその引受数を全て抽選で決めるとは限りません。証券会社によっては大口の投資家などに優先して配分する可能性があります。このページを見られる方にとっては抽選での配分を望まれる方が大半だと思います。
B.抽選方法
-抽選方法についても各社の考えに違いがあります。マネックス証券・松井証券などは下記図の通り、申込「者」ごとに抽選を行うことに対してSBI証券・楽天証券は申込「数」に応じて抽選を行います。当選確率が高いのはもちろん抽選「者」を対象とした抽選方法です。

なお細かい話ですが、「需要申告の申告値段が公募・売出し価格以上」か、「需要申告の申告値段が公募・売出し価格未満」か、で配分グループをわけていますので応募の際は口座残高と合わせて申告値段にもご注意ください。
NISA(ニーサ)口座でもIPOが可能
松井証券はNISA口座でもIPO銘柄に申込可能です。大きな利益を得る可能性の高いIPO銘柄を非課税で取得できるのは大きなメリットですよ!