一般信用と制度信用で何が違うのですか?

更新日 2020年7月3日

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「一般信用取引と制度信用取引の違い」のイメージ画像

制度信用と一般信用の違いを解説

信用取引には, 一般信用取引と制度信用取引の2種類があります。

一般信用と制度信用では 取引におけるルールが違います。それぞれの違いを理解して, 信用取引を上手に活用していきましょう。

制度信用取引とは?

制度信用取引

制度信用取引とは、証券取引所によって定められた制度にのっとった信用取引の事です。銘柄の制限や返済期日が決められており、そのため どこの証券会社でも同じルール というのが特徴です。

制度信用取引は「返済期限6ヵ月」「取引所選定の銘柄が対象」「逆日歩が発生する」といったルールがあります。

対象銘柄については 証券取引所の選定基準が厳格であり、信用取引に適している銘柄しか許可していません
そのため この制度信用で取引できる銘柄は、一般信用に比べて少ない状態です。

また、制度信用取引では 証券金融会社とよばれる業者と証券会社の間で 信用取引に必要な資金・株を貸し付ける「貸借取引」が行われます。これによって 証券会社は信用取引を行う投資家へ 円滑に資金・株を貸しつけている というわけです。

取引ルールは各社で同じですが、金利と信用取引の取引手数料は各社で異なるので 制度信用においては 手数料を安くして投資家を呼び込んでいる証券会社も見られます。

一般信用取引とは?

一般信用取引

一般信用取引は、証券会社によって定められたルールに従って行う取引の事です。そのため制度信用取引のような共通ルールはなく、各証券会社によってサービスが大きく異なるのが特徴です。
ゆえに 制度信用では取引できなかった銘柄も対象になり、多くのチャンスを得られるのがメリットです。

更に 返済期日は証券会社によって「長期(無期限)」「短期(2週間)」「当日」など 様々な一般信用取引の制度が設けられています。長期保有やデイトレ向きなど 自分の投資スタイルにあった一般信用サービスを行っている証券会社で取引をするのがベストでしょう。
もちろん、金利や手数料も異なるので コストにおいて選ぶのも重要な点です。

制度信用取引と一般信用取引を比較

では、それぞれの制度を詳しく比較してみてみましょう。制度信用制度の金利と 一般信用制度の各ルールはそれぞれの証券会社で異なるため 例としてSBI証券のサービスを掲載しています。

「制度信用取引」と「一般信用取引」比較
制度信用取引 一般信用取引(SBI証券の場合)
買建て 売建て 買建て 売建て
対象銘柄 取引所による選定銘柄 SBI証券による選定銘柄
返済期限 6ヵ月 無期限・当日(日計り信用) 無期限・15営業日(短期)・当日(日計り信用)
金利/貸株料 2.80%(SBI証券の場合) 1.15%(SBI証券の場合) ・無期限:2.80%
・日計り信用
100万未満:1.80%
100万以上:0%
・無期限:1.10%
・短期:3.90%
・日計り信用
100万未満:1.80%
100万以上:0%
逆日歩 発生 発生しない

比較のポイント

一般信用の場合、制度信用より多くの銘柄が信用取引の対象無期限・短期・当日など返済期日を選べる逆日歩が発生しないといったメリットがあります。

証券会社にもよってコストが異なりますが、多くの場合は 制度信用よりコスト(金利・逆日歩)がかかる といったデメリットもあります。

二つの制度の違いを知り、対象銘柄・保有期間・コストによって 制度・一般信用の使い分けが重要になると思います。

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