株式投資家から見た「株とFXの違い」

更新日 2017年10月6日

このページの概要

「株とFXの違い」イメージ画像

詳しく解説

株とFXは日本では人気の金融商品ですが, 両者の商品性は全く違います。
このページでは両者の違いをできる限り, 詳しく+わかりやすく解説していきます。

株とFXを比較

詳しく説明する前に簡単に株とFXの違いを触れたいと思います。証券会社やFX会社で細かい点で違いありますが, ここではざっくり比較します。

株とFXの違い比較一覧

株とFXの比較表
株式投資 FX投資
取引対象 企業発行の有価証券(株式) 為替通貨
取引の相手方 取引所

(取引所取引)

FX会社

(相対取引)

取引対象の数 約4,000銘柄 50通貨ペア

※ヒロセ通商

取引の時間 平日9時~15時

※11時半~12時半は不可

ほぼ24時間

※土日除く

価格変動要因 国内経済、企業業績など 世界経済、各国の金融政策など
価格の変動率

(ボラティリティ)

比較的 大きい 比較的 小さい
利益を上げる方法 売買差益 , 配当 , 株主優待 売買差益 , 金利
売建 ×

※信用取引は可能

売建 ×

※信用取引は約3倍

25倍

(国内のFX会社)

決済の対象 現物 差金

「株とFXの違い」を詳しく説明

株とFXの違い1:取引の対象

株式は企業が上場時などに発行する有価証券(株券)が取引の対象となります。
一方 FXは外国為替通貨が取引の対象となります。

株とFXの違い2:取引の相手方

上場会社の取引の場合, 証券会社を仲介して東証を始めとした取引所で買いと売りの注文をマッチングさせます。(取引所取引)

一方, FXの場合は投資家が出した注文はFX会社が引き受けることが一般的です。(相対取引)

※注意※

株のPTS取引(夜間取引) や FXの取引所取引(くりっく365)など, 上記に当てはまらないこともあります。

株とFXの違い3:取引対象の数

株は取り扱いの取引所で上場している全ての銘柄が取引対象となります。 SBI証券であれば国内4取引所が対象ですので約4,000銘柄が取引の対象です。

そのため、株式投資の場合は『銘柄を探す』ことが重要となります。
※参考: ネット証券の銘柄検索比較

一方、筆者が運営する兄弟サイトの FX比較.tokyo で紹介しているFX会社の取引対象数最多が ヒロセ通商(Lion FX) の50通貨ペア。普通のFX会社は20通貨ペア前後が取引の対象となります。

そのため、FX投資の場合は『為替通貨を分析』することが重要となります。
※参考: FX会社のチャート分析比較 (FX比較.tokyo)

株とFXの違い4:取引の時間

株は取引所が開いている時間 (平日 9:00~11:30 , 12:30~15:00) に取引をすることができますが 夜間取引などを除き, その他の時間や土日・祝日などでは取引はできません。

FXでは平日と祝日のほぼ24時間で取引が可能です。
例えばヤフーグループのFX会社である ワイジェイFX では メンテナンス時間(5分程度)を除き, 月曜日の午前7:00 から 土曜日の午前6:50 まで取引できます。

株とFXの違い5:価格変動要因

よく 「株はミクロ経済」 「FXはマクロ経済」 と言われますが その言葉通り 株式投資ではその企業の業績によって株価が大きく反応します。

一方、FXのほうは国の通貨ですので政府や中央銀行(日本では日銀)の政策などによって価格が変動することが多いです。 そのほか 世界経済全体の動きに為替が左右されることも多々あります。

株とFXの違い6:価格の変動率(ボラティリティ)

銘柄にもよりますが 新興銘柄などの場合, 少し人気が出るだけで株価はすぐに2倍, 3倍と膨れ上がります。1年で数十倍にまで株価が膨れ上がるケースなど株は価格の変動率が非常に高い金融商品です。

一方で FXの代表的な通貨ペアである ドル/円 が1年間で100円から200円になるなんてことはありません。

FXのほうが損益幅が大きいと言われますが それは単純にレバレッジを掛けているため, 取引額が額面より大きくなると言う意味です。

株とFXの違い7:利益を上げる方法

株式の利益を上げる方法は以下の3種類。
売買損益』 『配当』 『株主優待

配当・株主優待はどちらも 年1回 or 2回程度発生します。

FXの利益を上げる方法は以下の2つ。
売買損益』 『(スワップ)金利

スワップ金利は土日を除き、基本毎日貰えます。

株とFXの違い8: 売建・レバレッジ

株式投資は信用取引を除いて売建もできませんし、レバレッジを効かせることもできません。

一方、FXでは為替通貨を買建も売建も可能です。

株とFXの違い9: 決済の対象

他のサイトでは説明されていませんでしたので一応解説しておきます。

株式投資は「現物主義」のため, 売買の際には必ず『株券』が必要となります。昨今では株券を現実に見ることは無いかもしれませんが, 実際には電子化されている株券のやり取りが発生しています。
これは信用取引の場合もそうです。

FXは「 YJFXの両替サービス(FX比較.tokyo) 」など特殊な事例を除き, 実際に通貨を取引するわけではなく, 通貨レートを根拠とした差金(差額)を取引します。 一応、理論的には世の中で出回っている以上の日本円を売買することも可能です。

なお, この違いについては↓で図入りで詳しく説明していますので良かったらご覧ください。
※参考: 「売りから入る(空売り)」とはどういう意味ですか?

株式投資家がFXトレードを始めるときの注意点

1. 為替はA国とB国の綱引き

これまで説明した通り FXは為替通貨を投資対象とするため, 情報量も多く銘柄選びに時間がかかることはありません。

注意しないと行けないのは 国の通貨同士を組み合わせ(通貨ペア)であるため, その力関係の読み取って取引をする必要がある点です。
(例)ドル/円の場合はドルがいくら人気になっても更に円が人気だと下がる。

2. 資金管理(損切)

株式投資であればいつか株価が上がるのであれば放置(塩漬け)してても問題ありませんが, FXの場合はレバレッジを効かせているため ロスカットラインを越えてしまうと, そこで終わりです。

株式投資でも資金管理は重要なのですが、FX投資の場合はさらにさらに重要となります。

3. 取引するブローカー

株とFXを両方とも取引しようとする場合、投資資金をそれぞれの口座でやり取りする必要がありますが、極力スムーズに行える先のほうが良いです。

オススメは株もFXも取り扱っている「GMOクリック証券」。

同じ ログインID・パスワード で切り替えることもできますし、資金移動もスムーズです。 またFX取引量も 4年連続(2012年~2015年) 世界No1 と言う信用もあります。

GMOクリック証券の株・FXサービスの詳細はこちら
GMOクリック証券(株式)の評判
GMOクリック証券(FX)の評判 ※FX比較.tokyo

株式投資にしろ, FX投資にしろ, 違いを正しく理解し投資の手段としておくことが投資家の力になります。

株式投資家の方がこの記事で少しでもFXに興味をもってもらえれば幸いです。

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